火花を読んで

今更ながら芥川賞受賞作品
火花を読みました。

コンテンツを作ることって、
本当に地道な作業だと
改めて感じました。

展開が少し遅いかな⁉︎って思った部分も
あったのですが、それも含めて
コンテンツ作りの泥臭さや地味さや
師弟の人間同士の人間臭さが
伝わってくる作品でした。

主人公の師匠である神谷さんの
周りを気にせず
常人では考えつかないような
突飛な行動ができるところ
私も一緒にいたら憧れてしまうと思いました。

常人からみたら、
お客さんに受け入れてもらえなくても
自分の笑いに拘り続けるところや、
大好きな弟子の為に
借金してまで見栄を張るところは
全て常識では考えられないことだけど、
そんな自分を曲げない姿は、
時にしぶしぶ自分を曲げる自分には
すごいとしか思えませんでした。

小説だからこそかけるのかもしれないですけど。
人からみたら凄く
カッコ悪いのかもしれない。
けれど、私は神谷さんみたいな人好きです。

まぁ…でも、展開のスピードと
登場人物の描かれ方が
好きか嫌いか分かれそうな小説かも
しれません。
私は結構気に入りましたが
一回読めば満足⁉︎って感じです。

評価
★★★☆☆